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執筆者の写真スミ

梅雨の過ごし方 アーユルヴェーダ編

 今年は例年よりも3週間も早く梅雨入りになりました。梅雨は1年の中で一番過ごすのが難しい季節…と言われています。カラダはそんな時にも、何とか体調を季節に合わせようと一生懸命働いてくれている…本当に健気なアリガタイ存在です。つまり、体力を例年以上に使っているという事に加え、昨年より続いた外出自粛はメンタルにも厳しい季節と言われています。

 敏感な方は、頭痛、だるい、食欲がない、古傷・関節の痛み、食中毒…と様々な不快症状がすでに表れているかもしれませんね。そんな方もそうなりそうな方もどうしたら、この梅雨を上手に過ごしていけるのか…アーユルヴェーダ(世界最古の伝統医学)の視点でご提案いたします。

 大事なポイントは、消化力を整える! これに尽きます。ここでいう消化力とは一般的な「胃腸が丈夫」というのとは少し違います。よい消化力とは、粘液やガスや酸などの余計な副産物(毒素)を作らずに、食べたものをきれいに燃やす力。つまり、必要な養分を取り込んでカラダを作り(代謝する力)、排泄されるべき老廃物をわける力といえます。それがうまくできないと消化不良となり毒素がたまり、万病の元につながってしまうのです。カラダが未消化物がたまってうまく流れないでいると免疫の力も落ちてしまうという悪循環。

 古代のインド人は「お腹の中に消化の神様がいて、消化の火を燃やしている」と考えていたといいます。一見寓話のようにも思いますが、消化とは食べたものをカラダに必要な栄養素やエネルギーに変えていく事ですから、あながち例えとしては間違ってはいません。お腹の神様が喜ぶような食べ方…ゆっくりよく噛んで、質の良い新鮮なものを、カラダが要求した時に捧げるようにいただく…をすれば、そうそう消化力は落ちない…ですね。

 しかし、忙しい現代人の私たちはそうそう捧げものをするように食事がとれないのが現実です。かくいう私もその一人ですが、消化力を整えるために、アーユルヴエーダではおススメの生活の仕方を次のように教えてくれています。

・食前のスライス塩ショウガ …生薬でもあるショウガは消化を促進してくれます

・腹7.5分 …固形物2/4、水分1/4、空間1/4までがお腹の働きやすい環境

・6味のうち、甘味、酸味、塩味 おススメ …さしずめ梅干しでしょう

・湯冷まし …消化の火を消さないためにカラダの負担の少ないものを。冷たい水分はNG

・軽い運動やマッサージ …じんわり汗ばむ位で巡りがよくなる ヨガ最適ですね!


上手に梅雨を乗り切ると、次の季節「夏」が過ごしやすくなると言われています。ぜひお試しください!



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