ヨガでカラダを動かす事をアサナ、またはアーサナと呼ぶ。これはサンスクリット語で、坐法、坐り方、坐るを意味している。ヨガの古典書によれば『坐り方は安定して快適なものでなくてはならない』と記されている。元々ヨガでカラダを動かす事の目的は、瞑想し続けるための自分を作る、安定して快適に坐り続ける事が出来る自分作りと言われている。
ヨガのこのアサナをするという事をうまく現した字をヨガの先生から教えて頂いたので覚書。
『坐』
これは当用漢字に今はつかわれていない字ですが、元々は動詞の「坐る」はこちらを使われていたようです。見ての通り、土の上に人が二人腰かけているから「坐る」。
ではこの二人はどんな人なのか?
一人は、感情や感覚のままに流されてしまう弱い自分、そしてもう一人は、そんな自分を見ている冷静な自分。ヨガではその後者の自分が本来の自分ですよ~と教えられています。私的には、その両方が自分というのが感覚的には近いのですが。
ヨガで呼吸と共にカラダを動かす事を丁寧に観ていく、私はカラダと対話するとよく
表現しますが、そのレッスンそのものが、後者の客観的な自分を育てることにつながるのですね。なんてヨガは奥深い!興味が尽きない!
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