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執筆者の写真スミ

ととのう


ヨガって何がいいの?


と問われたら一言で表すのは難しいのですが、私の拙い実体験から「ととのう」という事が一つあります。

ととのう、バランスをとってくれる、本来の自分に戻る…そんなニュアンスでしょうか。


ヨガの前後で色んな変化が教室でも現れます。

入って来られた時は重たい表情の方も、終わりには表情が緩んで素敵な笑顔を見せてくださる事はとても多いです。

重たそうな動きで入って来られた方も、帰る頃には正座が出来たり、足取りが軽くなられたり。

逆にハアハアと慌てて荒い呼吸の方も、終わりにはいつもの穏やかな呼吸が戻っていたり。


先日レッスン後に涙する生徒さんがおられました。

いつもはとてもしなやかな動きをされている方なのに、ぎこちない動きはどうしたものか?

後でお話を伺うと沢山自分の中に抱え込んで、その中でどうしようもなくなって思わず涙が自然に溢れてしまったようでした。涙する行為は、副交感神経が優位になります。硬くなったココロとカラダの中で、何とはなしに動かしていくうちに少しは緩んだのでしょうか、その結果としてそのような形に現れたのかなと推察しました。

硬くて潤いのない枝は、ぽきっと折れてしまいます。

その前に、動かして何かが緩んで感情が溢れてきた‥それでいいんだと思います。

吐き出すとまた、何かが入って動いていく。

そうしながらバランスをとって、より良い方向に向かうと信じています。


逆に、放っておけばどこまでも低きに流れていく自堕落な私は、ヨガを続ける、ヨガを知ろうとしていることでなんとかバランスをとっているのだとつくづく実感しています。

決して仙人のようなトレーニングなどしている訳ではありません。

むしろ先生方から、もう少し前に出て頑張りなさいと言われる位マイペース。


頑張りすぎている方にはほどよい緩みを

ゆるゆるしている私のような者には引き締めを

その人に必要なバランスをととのえてくれる働きがヨガにはあるのだと感じております。



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