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執筆者の写真スミ

こだわり

 先日、ワクチン接種をする機会が想定外に早く巡ってきて、第1回目のワクチン接種を済ませてきました。もっと先の事だと思っていたのでもう少し様子を見てから接種は決めようと思っていたのに、思わぬ巡りあわせに、そのままぽんと乗じてしまいました。

 ワクチン接種をする、しないは、自己責任の部分を含め本人の意思が尊重されています。ヨガ等東洋医学の思想からすると、検証が十分されていない異物をカラダに取り込むなんてとんでもない! それよりも自身の免疫力、抵抗力を高めるのが重要だ! …と、今までインフルエンザ予防接種はほとんど受けてこなかった私は、どちらかというとそのような思想で生活してきました。

 しかし、この度の人類未体験のコロナウイルスには、インフルエンザのような特効薬もなく、社会を円滑に回していくには、今のところワクチンしか見当たらない。しかし、ワクチンを接種したくても出来ない生徒さんもいれば、したくない生徒さんも当然いらっしゃいます。そんな方々が少しでも安心して教室にお越しいただくには、従来通りの感染対策はもちろんですが、私が接種しておく事で少しでもリスクを下げ、接種出来ない方々を守ることにつながるかもしれないと思いました。そして、先駆けてワクチン接種を仕事上受けざるを得なかった医療従事者の方やすでに接種された生徒さんの気持ちを共有したい…そんな思いもあったかもしれません。

 今回のワクチン接種に限らず、オリンピックの開催、コロナウィルスに対する考え方等色んな考え方、そしてこだわりが個々にあるのだと、つくづく実感しています。こだわりがその人らしさを醸し出しているのだと思います。

 大切な要素ですが、そのこだわりによって自分を苦しめていないか、またそのこだわりが社会にとってどんな意味をもつのか…この両方の視点から見る事が大切だと、恩師に教わったことを思い出しました。

 正解はありません。

 離れて暮らす家族に少しでもリスク下げて会いたい…それも理由かなあ。



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